#29 King Gnu ~日本の音楽シーンに新たな雷撃を落とした彼らに迫る~
今、最もプッシュされてるバンド
2018年あたりから劇的に注目を集めるようになり、2019年に入ってはあり得ないスピードで躍進を図っている。
全国ツアーは即日ソールドアウト。
音楽フェスには引っぱりだこの彼ら。
一体なぜこんなにもキているのか。
あくまで1人のリスナーとして小さな頭を振り絞って自分なりにまとめてみた。拙い部分はあると思うが、お付き合い願いたい。
まずはバンドメンバーについて振り返っていく。常田大希(G, Vo)、勢喜遊(Dr, Sampler)、新井和輝(B)、井口理(Vo, Key)の4人で結成されているバンドである。
King Gnu というバンド名には、ヌーの特性である群れをどんどん増やして大きくなっていくことに由来して、自分たちも音楽を通じて大きくなろうという希望・野心が込められているのだそう。
彼らの音楽ジャンルは「トーキョー・ニュー・ミクスチャー」と称されている。これはロック、ヒップホップ、ジャズ、ファンク、現代音楽などの音楽的要素を取り入れた現代的ジャンルと言えるのではないだろうか。
メンバーそれぞれが元々精通していた音楽のジャンルがバラバラだったからこそ生まれたものと言えよう。そしてただ単純にバラバラというわけではなく、個々の演奏能力の高さ、感性的センスを持ち合わせているが故に圧倒的存在として今に至っているのだと感じている。
僕が彼らの音楽を始めて聴いたのは、2018年のことだった。定額音楽サービスSpotifyを利用している僕は、Nulbarich Radioを聴いていた (Radio機能はお気に入りアーティストを元にSpotifyが作ったプレイリストのこと)。
そこで流れてきたのが " Prayer X " であった。
センセーショナルなVo, Key井口の歌声とかすかに聞こえるG, Vo常田のツインで入るこの曲に翻弄されたのを覚えている。こんなの聞いたことない!という感覚はなかなか味わえたものではないが、それがこの曲にはあった。聴けば聴くほど聴き応えを感じられる。まだライブには行けていないため演奏の良し悪しを軽く判断することはできないと思うが、数あるバンドの中でもトップクラスに上手いと思う。それに加えてストリングスアレンジまでこだわっている部分、魅力の塊である。
そして、今年2月に発表された新曲 " 白日 "はストリーミング配信において今もなお、TOP3の常連だ。テレビドラマ「イノセンス 冤罪弁護士」の主題歌に起用されたことで話題となり、J-POP界に広く進出したこともあり、人気の上昇はとどまることを知らない。
また、King Gnu は著名アーティストから多くの支持を受けていて、
例えば米津玄師やスガシカオ、川谷絵音など他にも多く存在する。
平成を代表するアーティストである彼らに、新時代を担うアーティストの1つとしてあげられている
メンバーについて語りたい気持ちもあるが長すぎるブログはあまり良くないと書いてあったので別の機会があれば書こうと思う。
これから一体どんな音楽シーンを築き上げていくのか1リスナーとして非常に楽しみである。