#60 木曜シネマ➇ ~ 敵は全国民 ~
あなたは他人のことを命がけで守れますか?
その人が殺人犯だったとしても...
こんばんは。
今日は木曜日、木曜シネマのお時間です。
今回紹介するのは、僕が今まで見た日本映画の中で最も度肝を抜かれた作品。
刑事モノがありふれている日本映画界ですが、ここまで精神的・視覚的に迫力のある映画は初めてです。
もうタイトルを言ってしまいましょう。
こちらです💁♂️
藁の楯 (2013年)
もはや藤原竜也も入れてトリプル主演と言ってもいいかもしれません。
この映画は藤原竜也演じる清丸国秀が少女を惨たらしいやり方で殺害したというニュースから話が始まります。その子の祖父は経済界のドンで、怒り溢れた彼はネット上にある動画を流します。
殺人犯・清丸に懸賞金10億円をかけ、殺害するよう呼びかけたのです。
これにより清丸は全国民に狙われる立場となりました。逃走していた清丸は身の危険を感じ、自ら出頭。福岡警察の拘置所に入れられました。
その後、清丸は警視庁のある東京へ移送されることが決定。そこに5人のSPが付くこととなった。そのうちの2人が主演の大沢たかお、松嶋菜々子である。
清丸は拘置所においてすでに若手警察官に命を狙われており、警察内部においても誰も信用できない状況。
どんなことがあろうとも5人で清丸を無事東京まで送らなければならないのだ。
それがたとえ殺人犯であろうとも。
今日はいつもより長めにあらすじを話だが、やはりこれ以上は語れない。
ぜひ自分の目で見てほしい。
ハリウッドと比べると迫力に欠ける日本映画だも思われがちだが、この作品に関してはそうとも言い切れない。
三池崇史監督は期待を裏切らない。
そう確信付けてくれた作品の1つである
ご覧あれ。
そして先日の川崎での殺人事件によって命の大切さというものを皆さんが改めて感じたことと思う。それは被害者のみに関わらず、加害者であろうとも少なからず等しくあるということをこの映画で少しでも感じ取っていただきたい。
今後再びこのような残虐な事件が起こらないことを祈って。