#95 「47」から「41」へ ~ 伝説を作り繋げるセットアッパー ~
こんばんは。
今日はプロ野球の話題。
読売巨人軍にとってのとても明るいお話をしたいと思う。
投手・中川皓太の急成長 について
現在、巨人は首位独走状態にある。
交流戦により広島独走状態から見事にひっくり返すことに成功した。
交流戦に関しては桜井・若林らの若手の大奮闘が目立つ試合が多く、巨人にとっては3位という結果以上に収穫の多かった時期だったと思う。
また、今季は交流戦のみならず若手の成長は見て取れるものが多い。その中でも最も安定してブルペンを支えている若手投手がいる。
それが先にも言った
中川皓太
である。
2015年ドラフト7位指名で入団した彼は
プロ4年目の25歳にして急成長を遂げた。
去年までの防御率は4点台が最高で決して良いピッチングをしている印象はあまり感じられなかった。
しかし今年のピッチングを見たときに僕は
自分の目を疑った。
山口鉄也が戻ってきた。
そう思った。
山口鉄也は昨年引退した投手。
2008年から9年連続60試合以上登板という偉業を成し遂げた投手で、その功績から「鉄腕」という俗名も持ち合わせていた。長年巨人のブルペンを支え続けた功労者である。
晩年は怪我の完治が難しく本来のピッチングができなくなってしまったため、任意引退を2018年オフに決断した。
2016年〜の高橋由伸巨人の弱さは怪我をしてしまった山口鉄に代わる選手を育成できなかったということも大きいと思う。
戸根は大きく期待もされたがポスト山口鉄とまではなることができなかった。
しかし今季は彗星の如く現れた中川皓太がかつての山口鉄也となった、と言える。
それはまず大前提として
サウスポーのセットアッパー
であること。
そして中川は150キロ近くのキレのあるストレート、スライダーを持ち合わせている。
山口鉄の全盛期は150キロ中盤を出していたがそれに負けるも劣らない良いピッチングをしている。
そして何より雰囲気からフォームまで山口鉄也と似ている印象を受ける。
ここから10年近く中川ありきの巨人が存在するのではないかと僕は信じている。
現在はクローザーが固定できないために安定している中川がそのポジションに座っているが、僕個人としては8回の男としてブルペンを支えていって欲しい。
ここまでで何度も山口鉄也に似ているという発言をしてきたが中川は中川であって山口鉄也の代わりではないことはわかっている。でもあまりにその存在が登場したことが嬉しすぎてこの表現を使ってしまっている。
でもきっとこう感じているファンも少なくないはず。僕は近い将来、ポスト山口鉄でも何でもなく、中川皓太というポジションを確立することを大きく期待する。
山口鉄也の作り上げた背番号47の伝説は
きっと中川皓太によって背番号41の伝説として
引き継がれていく。
僕らはその目撃者となろう。